森崎日記

読書メーターから来ました

Candy boy 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ) 感想

奏の視点をより深く掘り下げた心理描写や、サイドストーリー編での咲夜が主役の話など、本編でやるべきだったけどやれなかった事をやり切っていて凄い。本編も含めCandy☆boyは、日常描写の質感だけで最後まで走り切っているのが凄まじい。

 

コミックに続いて本編の方も見返してみたが、レズビアンカップルである事に本人達や周囲が葛藤する描写が一切無かったり、特徴な作画の質感、現実世界とほぼ同じに感じるような世界観に作画や描写、日常と百合と家族愛の組み合わせとそれへの徹底ぶりなど、今見ても特異さや新しさを感じる作品だった。